カラダブログ

緊張とは何?筋肉の緊張とシンプルな解消方針

  • 2018-11-17

調子はいかがですか。

池袋駅から徒歩7分、脱力集中整体院長の田中孝祥です。

 

緊張、張り、コリを感じたことはありますか?

「肩が緊張する」

「目元が緊張してきた」

「腰の緊張がとれない」

といった表現は使いますよね。

実際のところ緊張とはどのような状態なのか、イメージできていますか。

肩がこる

脱力集中整体では痛みや緊張を解消することに主眼をおいています。

緊張を解消するには、どうなったら緊張が高まり、どのような状況で弱まるのか理解することです。

今回は、緊張のなかでも筋肉の緊張について解説します。

 

緊張とは何のこと?

一般的に緊張には心の緊張体の緊張の2種類があります。

緊張(きんちょう)とは、が張り詰めた状態にあること。

・心理学では、これから物事が起きることに対して待ち受けている心の状態のことを指す(行動理論)。

・生理学においては、筋肉の収縮運動のことを指す。

-Wikipedia緊張

 

緊張の概念

心と体の緊張のうち、肩こりや腰に起きるのは当然のことながら体の緊張がメインです。

とはいえ心の緊張とまぎらわしいことは事実。

ですから筋肉の緊張は「筋緊張」と区別して呼ばれることもあります。

 

筋緊張の仕組みは?

引っ張る力

筋緊張はトーヌスとも呼ばれ、筋肉にふだんから備わっている張力(ひっぱる力)です。

ちなみに筋緊張がまったくないという事は絶対にありません。

緊張の大小はあるものの、必ず緊張は存在します。

 

緊張が高いことは亢進とよばれ良くない状態ですが、緊張が低すぎることも低下状態で避けたほうがよい状態です。

マッサージ後にぐったりしてしまう事の多くが緊張低下によります。

 

筋肉はいつもアイドリング状態にある

アイドリング

ご存知のとおり、筋肉は伸び縮みする体組織。

筋肉の役割には、収縮してパワーを出すモーターとしての役割と、伸長されてパワーを出すゴムとしての役割があります。

私たちが運動をするときは、筋肉の働きによってパワーがでてカラダを動かすことができます。

 

筋肉を使うときは、前もってイメージができるときもあれば、急にパワーが必要なときもありますよね。

急な方向転換やジャンプといったスポーツでとっさの動きが必要なときがイメージしやすいでしょうか。

私たちの筋肉は、急な命令にも対処できるよう、常にアイドリング状態にあります。

 

ちょうど車のエンジンを暖めているのと同じです。

 

車が少しエンジンを暖めてから発進したほうがスムーズなように、人間の筋肉も少し緊張がある状態からのほうがパフォーマンスを発揮できます。

この筋肉に少し張りがある準備段階を筋緊張と呼ばれています。

 

無意識レベルで姿勢を保つための筋緊張

筋緊張は準備段階のときだけにおきるものではありません。

私たちは運動するとき、意識的に力を入れよう!とする筋収縮と、無意識で力を入れようとする筋収縮を行なっています。

 

緊張する

 

例えば立っているとき。

ほとんどの人は立っているときには力を入れようとはしていませんが、無意識レベルで力を入れています。

それは「立った状態を保とう」という目的のもと、筋肉を少しだけ緊張させてバランスをとっているということ。

逆をイメージすると立った状態から「崩れ落ちてもよい」という条件で脚の力を抜くと本当に崩れ落ちそうになりますよね。

 

私たちは無意識レベルで筋肉の収縮を行なって姿勢を保っているのです。

この無意識レベルでの筋肉の収縮も、筋緊張と呼ばれます。

 

筋緊張を弱めるには?

筋緊張は悪いものではない

悪いもの

筋緊張とは筋肉のアイドリング状態の緊張と、無意識レベルでの筋肉の緊張をあわせた状態です。

ここで重要なのは、筋緊張=悪いことではない、ということ。

筋緊張は私たちが運動をするため、姿勢を保つための重要な機能です。

 

筋緊張が高いと動きが阻害され不快感が出ますが、筋緊張が低すぎてもうまく動けません。

 

ですから「肩が緊張する」「目元が緊張してきた」「腰の緊張がとれない」といった状態は、緊張自体に問題の本質はありません。

必要なシチュエーションがあるから筋緊張を高めているわけです。

姿勢を保つためや運動のために肩や目元が緊張しなければならない、という状況こそが本質なのです。

 

筋緊張を弱めるには?

筋緊張があがる

もちろん特定の筋肉に焦点をあてて筋緊張を下げる方法はあります。

Ib抑制ストレッチといった方法を行うと筋緊張は下がります。

しかし筋緊張が必要とされていればカラダは筋緊張を高めざるをえません。

 

必要があって、自然に筋緊張が高くなっているということ。

肩を緊張させる必要があるから、肩の筋肉を無意識レベルで使いすぎているということですね。

ということは筋緊張をとりたいなら、運動や姿勢を保つときの負担を減らしてあげることです。

比較の画像

運動や姿勢の負担を減らすには、全身の筋力や椅子やパソコンといった環境の影響もあります。

ひとつひとつモニタリングをして確認していくことが重要です。

緊張が高くなっていると感じる人は、運動や姿勢で負担がかかっていないかもう一度チェックしてはいかがでしょうか。

 

まとめ

綱引き

最後にもう一度。

筋緊張は私たちが運動をするため、姿勢を保つための重要な機能です。

高まった緊張を脱力させるには、運動や姿勢を保つときの負担を減らしてあげてください。

 

カラダの調子はいかがですか?

負担がかかっていないか、チェックしてみてくださいね。

 

脱力集中整体 院長 田中孝祥

 

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