カラダブログ

産後からだるさ、肩こり、腰痛があったお客様の改善事例

調子はいかがですか。

池袋で痛みと張りを解消する脱力集中整体、院長の田中孝祥です。

改善事例

先日、お客様からクチコミをいただきました!

産後からカラダのだるさがあり、肩こりと腰痛で悩んでいたお客様です。クチコミの内容と、脱力集中整体の大まかな施術方針とあわせて解説させていただきます。

ご協力ありがとうございました。

 

さっそく改善事例としてご紹介させていただきますね。

(脱力集中整体は改善事例の紹介にお客様の同意をいただいています。詳しくはプライバシーポリシーをご確認ください。)

 

産後のカラダのだるさ、肩こり、腰痛で悩んでいたお客様のクチコミ

 

ご来店されたお客様のアンケート結果

産後の噛み締めがあったお客様へのアンケート結果

31歳の女性、産後のカラダのだるさ、肩こり、腰痛が主な症状としてあった状態でした。

噛み締め部分、肩と腰が楽になったとご感想をいただきました。

また、久々にカラダが軽くなったと伺いました。

院長の対応、整体技術、全体としての満足度はすべて「とても満足」とご回答いただきました。

 

クチコミにご協力ありがとうございました!

 

脱力集中整体からのコメント

PCでコメントする脱力集中整体院長クチコミにご協力ありがとうございました!

 

産前産後のカラダへの影響として、子どもによる腹部への重量増加、運動量といった生活の変化、出産による骨盤の変化、ホルモンの変化が挙げられます。

とくに出産時には骨盤が開き、その後数ヶ月かけてだんだんと戻っていく大きな変化があります。

そのため出産の後しばらくたっても筋肉やだるさなどの影響が残ってしまう方もみられます。

 

当院で産後の症状がある方に行うチェックポイントとしては

・出産後に骨盤が締まる形に戻っているか

・帝王切開などで筋肉や皮膚に損傷を与えていないか、切開した場合は回復が順調か

・子どもの成長度合いによって抱っこや精神的ストレスがかかっているか

を確認します。

 

意外と多いのが帝王切開などで切開した後にお腹の筋肉が使いにくいまま、以前の生活スタイルに戻ろうとして疲れ、噛み締めが起こっている場合です。

本来でしたらお腹の筋肉を使ってカラダをささえるところ、切開したあとで使いにくい(あるいは怖い)ために顎で噛んで代償して、噛み癖がついてしまうことがあります。

お腹の筋肉を顎で代償をしている場合は、お腹まわりをマッサージで動かしつつトレーニングをして、なおかつ噛み締めの筋肉をほぐしていきます。

 

このように、出産後と症状発生の時期がはっきりしているようであれば出産の状況をうかがいつつ、カラダの動かす癖をチェックして負担が減らせる動きを身につけていただくサポートを行います。

 

出産後の噛み締め、だるさ、肩こり、腰痛への施術方針

 

出産後の噛み締めを軽くするポイント

歯ぎしりをする女性

出産がきっかけになっての噛み締めであれば骨盤まわりの動きはかなりの確率で関係してきます。

骨盤まわりの関節安定性や腹筋の緊張をチェックし、骨盤周りが弱ってかばっているようであればアプローチをしていきます。

出産からの症状発生が 出産→骨盤まわり弱化→噛み締め であれば、整体としては 骨盤まわり強化→噛み締めをゆるめる の順で行っていきます。

 

骨盤まわりで一番シンプルなのはお腹の筋肉のマッサージです。

腹筋まわりが使えていないとほぼ間違いなく筋肉も縮こまっていますので、下腹部まわりをご自分の手でもマッサージをしていただき、使いやすいように認識力も高めていきます。

その後、よつばいのトレーニングや呼吸での腹圧を活用してトレーニングをしていきます。

 

噛み締めのマッサージは簡単な例で言うと、噛む筋肉である側頭筋や咬筋をマッサージしていきます。

側頭筋は耳の上にある、頭をかかえる動きをするとわかりやすい筋肉です。

咬筋はもみあげの前側にあるほっぺたの筋肉。

こういった筋肉をマッサージし、ご自宅でもできるように練習していきます。

 

また、出産で家族が増えた結果ダイニングでの配置が変わり、食事の際にまっすぐ正面を向いて噛んでいない場合も見受けられます。

例えば男女2人なら正面を向いて食事をしていたのが、子どもが生まれて3人になったことで左右どちらかを向いて噛む動作をするという状況があります。

子どもの様子を見るために子どもの側を向いて噛む事もありますし、テレビの向きが正面でなくなった結果として左右どちらかを向く事もあります。

正面を向いて噛まないと噛む筋肉に左右差がつき、噛み締めの大きな原因となりますので適宜改善していきます。

 

基本的には骨盤まわりと顎まわりを同時にアプローチすることで、ゆるんだ噛み締めの筋肉ぶんの力をささえられる骨盤をつくっていきます。

顎まわりへのアプローチだけだと対症療法になりまた症状が起こりやすいですが、だんだんと骨盤まわりの安定性が増すことで症状が再発生しにくくなります。

 

出産後のだるさを軽くするポイント

ゆううつな気分の男性

出産後のだるさは体力低下もありますが、骨盤まわりの筋力がおちてお腹まわりに力が入れにくいとハッキリと症状としてでてきます。

症状のない時はお腹に力もはいり、それに伴って腕や足を使った際も体幹が安定するのですが、出産でお腹まわりの力がおちると体幹が不安定になって運動効率が落ち、腕や足を使った際に疲れやすくなります。

 

対処法としては上記の噛み締め時に骨盤まわりをトレーニングするのと同様、マッサージやトレーニングを行っていきます。

また立ち上がりや抱っこの動きの時にお腹の力を抜く癖がついている時もありますから、お腹に力を入れやすい姿勢や抱っこのしかたを練習していきます。

具体的にお腹の力を意識しない時の動きと、お腹に力を入れた時の動きを行って比較することで、どうやったら楽に動かせるか体験しながら整体を行います。

 

出産後の肩こりを軽くするポイント

肩の痛み

出産後の肩こりの原因は上記と同様に骨盤まわりの筋力が落ちた影響に加え、もう1つあります。

それは抱っこによる腕の疲労。

大まかに赤ちゃんの重さは3kg、成長していくと10kg以上になりますから、ずっと抱っこしていると腕が疲労して張りや代償の原因となります。

腕が張ってしまうと肩の動かし方にも変化が起きて肩こりが起こりやすくなりますので、腕の疲労をとりつつ抱っこをしている場合は方法を見直していきます。

 

また噛み締めがおこっている方の場合、首からの神経の影響で肩こりが起こることがあります。

噛み締め→首の筋肉が緊張→首からでている肩の神経に影響→肩こり

というメカニズムです。

その場合には噛み締めをゆるめつつ、首の筋肉の緊張をとっていくことで肩こり解消を狙っていきます。

 

出産前後の腰痛を軽くするポイント

妊娠中でお腹をおさえる女性

出産前後の腰痛に、物理的に大きく関係するのはお腹の重さと関節のゆるさ(柔らかさ)、姿勢の変化です。

 

まず出産前には8kg程度体重が増加します。

8kg全てがお腹というわけではありませんが、少なくとも胎児の重さ3kg以上はお腹の前側に常にある状態になります。

するとカラダはカウンターの動きをとる必要があり、上半身を後ろにシフトさせてお腹の重さとバランスをとるようになり、腰に負担がかかり、このため腰痛が起こりやすくなります。

対処法としては骨盤帯やテーピングなどを積極的に使用し、腰の筋肉の筋膜リリースなどで疲労をとっていきます。

 

またエストロゲンの作用により関節がやわらかくなると同時に不安定になり、より支えるのに筋力が必要になります。

柔軟性があがるほど不安定になりますから、腰や全身への筋力必要量も増加して腰や背中への筋肉負荷も増え、筋肉の痛みとなりやすい状況にあります。

対処法としては積極的に骨盤帯を使用することで関節不安定性を予防します。

 

姿勢に関しては上記の肩こりと同様、抱っこの姿勢が関わります。

抱っこで上半身をずっとかがめていると腰に鉛直方向下の負担がかかり、背骨に圧をかけることになります。

これによってお腹や腰まわりの筋力も落ちやすく、腰の神経に炎症が起こってしまうことも見受けられます。

対処法は姿勢、とくに抱っこのときに腰をつぶさないようにしつつ、お腹周りの筋力トレーニングを行っていきます。

 

クチコミと施術方針のまとめ

 

パソコンの前でまとめる

このたびは出産後のカラダのだるさ、肩こり、腰痛のお客様からクチコミをいただきましたので内容の解説と、大まかに整体の方針を解説させていただきました。

今回のお客様は噛み締めもあったようでしたから、まず噛み締めの改善を行いつつ姿勢の意識や筋力トレーニングを行っていきました。

実際には出産後どのくらいたっているのか、どの時から痛みがでたのかによって対処法が変わってきますので、話せる範囲でお話いただいて筋膜リリースやトレーニング、動作改善を行っていきます。

 

ひとまず症状が解消されたようで院長としても嬉しく思います。

だんだんとカラダの動き方が変わってくれば安定して症状が解消されてくるので、少しずつ練習していきましょう!

それでは、また次回!

 

脱力集中整体におけるお客様の改善事例一覧はこちら。

脱力集中整体 院長 田中孝祥

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