開脚できずアグラがかけなかったお客様の改善事例
調子はいかがですか。
池袋駅から徒歩7分、痛みと張りを解消する脱力集中整体の田中孝祥です。
今回はお客様の改善事例として、開脚できずアグラがかけなかったお客様のクチコミと脱力集中整体で施術した内容をご紹介いたします。
目次
開脚できずアグラがかけなかったお客様からのクチコミ
Q. 整体を受けようと思った身体の症状を教えてください
A. 脚の関節の痛み。肩が上がらない。
Q. 整体をうけて、身体にどのような変化がでましたか?
A. 筋肉を意識することができるようになった。
アグラがかけないときに脱力集中整体で施術した内容
クチコミありがとうございました!
今回の整体では、開脚の最後のタイミングで痛みがでてアグラ(胡座)をかけなくなった状態でしたから、アグラがかけるようにすることを主眼に施術いたしました。
また肩が上がらないという点にもアプローチさせていただきました。
開脚。
脚を開いたりアグラをかいたりという姿勢に使われますが、今回はその中でもアグラですね。
アグラがかけないのを改善するときの脱力集中整体の方針について、少し掘り下げてみます。
アグラがかけないときの整体方針
そもそもアグラとは、両方の股関節を開いてお尻と太腿に体重を乗せて座る動作です。
アグラがかけないとき、大きく分けると2つのタイプがあります。
1つは股関節が開かずアグラがかけないとき。
股関節が開かないときにアグラをかこうとすると、脚の痛みを伴う場合があります。
昔はアグラがかけていたけれども、気づいたらアグラをかくときに痛みや詰まり感がでてしまっていた、というシチュエーションが多いですね。
もう1つは、股関節は開くが腰や骨盤が起こせず背中が丸まって重心が後ろにいってしまう場合ですね。
こちらは昔からカラダが固く全体的に可動域が狭いタイプが多いです。
股関節だけでなく、腰の可動域も狭いためにアグラがかけない。
昔からアグラがかけないけれども、これを機にアグラをかけるようにしたい、と思い立ったお客様が多いシチュエーションです。
脱力集中整体では、どちらもタイプも痛みが出ない状態にした上で、可動域をあげるようストレッチとトレーニングを行っていくことが基本方針になります。
アグラがかけないタイプのうち、股関節が開かずアグラがかけないことについてもう少し解説していきます。
股関節の詰まりや痛みの原因は?
アグラをかくときは、太ももを横に開く動き(外転)とガニ股にする動き(外旋)の両方の可動域が必要になってきます。
この股関節を大きく動かすとき、筋肉や腱の一部分を関節に挟み込んだりすると痛みがでます。
股関節は関節の動きがかなり大きい筋肉ですから、膝などの関節と比べて挟み込みがおこりやすい関節です。
挟み込みの原因で最も多いのは筋肉が張ってしまってスライドできないこと。
本来は関節の動きにともなって筋肉がスライドして挟み込まないように移動するのですが、張りが強いと筋肉がスライドせず挟み込んでしまいます。
対処法としてリリースを行い、疲れをとって張らないようにしてスライドを誘導していきます。
詰まり感があるときは、挟み込んではいないものの関節の動きの違和感を詰まり感と感じている場合に起こります。
本来の股関節を開くときには大腿骨は開く回転の動きをするだけでなく、内股側に横滑りの動きをして開脚の関節スペースをつくる動きをしています。
ですがこの関節の横滑りの動きが制限されると関節スペースがなくなり、詰まり感が発生します。
ですから原因は関節スペースを作れるように関節の滑り運動を誘導してあげること。
関節モビライゼーションという手技で関節まわりの動きを誘導し、筋膜リリースでまわりの筋肉が動くようにしていきます。
また、痛みでも詰まりでも重要なのは下腹部の筋力です。
股関節と聞いて一般的にイメージするのは太ももかもしれませんが、股関節とは骨盤と大腿骨で構成される関節です。
大腿部だけでなく、骨盤(下腹部と臀部)にも必ず不具合があります。
痛みや詰まりが大腿部にあっても原因は下腹部にあることも多いので、腹部や骨盤帯の動きが出ているかチェックしつつ、弱いところをトレーニングで補強していきます。
まとめ
このページでは開脚ができないとき、とりわけアグラがかけなかったお客様の整体クチコミと脱力集中整体での対処方針についてご紹介させていただきました。
アグラがかけないときは単純なストレッチだけでは効かないことが多くあります。
それは筋肉や腱を挟み込んでいるときや、関節の滑りがでていないときです。
痛みや詰まり感を解消した上でストレッチをすると結果がはっきりと出るようになりますから、より効果的にトレーニングを行っていきましょう。
それでは、また次回!
脱力集中整体 院長 田中孝祥